家計管理の方法② 〜フォーマット案と使い方〜

 前回の記事において、手軽、かつ自分なりにカスタマイズ可能なexcelで家計管理することをお勧めしました。

 本稿においては、単式簿記にて管理することを前提とした場合における具体的なフォーマット案をアップするとともに、下記にて使い方を整理します。(ダウンロードはこちら

月間経費目標シートにて目標額を設定

 【月間経費目標シート】のB列において、各勘定科目ごとに「いくらまでの出費を許容するか」を記入します。例えば家賃が家賃が月5万円であれば、「住居費」に係る目標金額 (B2セル)に「50,000」と記入します。なお、勘定科目にどのような出費が該当するかは以下の通りです。

勘定科目該当例
住宅費家賃、ローン返済、修繕費
光熱費上下水道、ガス、電気代
任意保険料生命保険料
通信費携帯電話、郵送・宅急便、インターネット
近郊交通費定期代、ICカードチャージ代
理容、医療費美容院利用代、薬・ビタミン剤購入代
日用品日用品、家具、雑貨、家電、文房具代
食費外食、ドリンク、お菓子代
被服費服、靴、アクセサリー、クリーニング代
遊興費知人との外出、趣味に係る費用
交際費会社の飲み会代
教育費書籍購入代
雑費その他の出費

経費管理フォーマットをコピーする

 月別の経費をパチパチと入力していく前に、下のように【経費管理フォーマット】シート上で右クリックし、シートをコピーすることをおすすめします。

 ちなみにコピー後、上記と同様の操作で【名前の変更】をクリックすることによって、シート名を変更することができるので、いつの経費一覧か分かるよう、「201901」のような形で変更していくことをおすすめします。

 後は、日々の領収書をもとに、パチパチと記入していけば、当月における費目ごとの出費と、目標金額との差異が自動的に入力されます。

本稿のまとめ

 本稿では、フォーマット案を公開するとともに、その使い方について整理しました。

 本稿のみで今日からでも家計簿をつけられるとは思いますが、勘定科目の分け方や目標額の設定方法、Excelフォーマットにて用いている機能や関数について紹介することで、自由にカスタマイズできると思料いたしますので、随時紹介していきます。