今年こそは貯金したい!そんな思いをもって、新年を迎えた方、多いのではないでしょうか。かくいう当方も「今年こそは毎月の貯金目標額を着実に達成し、1LDKに引っ越すぞ!」と気持ちを強くしたところです。
ここ1年は私生活で様々な変化があり、まともに家計管理ができていなかったのですが、上京して一年ほどは細かめに家計管理をしていて、目標達成をしてきてはいたので、その方法を含めて今一度、家計管理の方法について備忘したいと思います。(自戒を込めて。。)
本稿の対象者
以下の方を対象として整理できればと思います。逆をいえば、自分なりに無理なく家計管理ができているよ!という方は特段、再読不要かもしれません。
- 自分なりに合った家計管理の方法が見いだせていない方
- 今年こそは目標を達成するぞ!と思っている方
様々な家計管理方法
一口に家計を管理するといっても、方法は様々だと思います。本稿では以下3つの方法をあげるとともに、具体的な収支の考え方2つについて言及します。
帳簿を用いる方法
よくある「家計簿」を用いた方法です。ドラマ等で、お母さんが深夜に領収書の内容を帳簿につけながら、「今月も火の車や…」と言っているイメージがあります。【偏見】
文房具屋さんで帳簿をかえば手軽に始めることができるとともに、データの破損やセキュリティ等の保管面においても安心といった点がメリットと考えられます。
一方で、集計処理が面倒だったり、数値を使った分析(今月は先月と比べて、どの費目が多かったか等)には不向きである点がデメリットと考えられます。
家計管理アプリを用いる方法
最近の主流の方法と理解しています。Money Forwardといったアプリの名前を耳にしたことがある方は多いではないでしょうか。(Money Forwardの概要はこちら)
インターネットバンキングを利用していれば、銀行口座の残高を確認できるだけではなく、電子マネーやクレジットカードの利用状況を一括で管理することができる点がメリットと考えられます。
一方で、アプリを有効に活用するにあたっての下準備が億劫であったり、セキュリティ面に何となくの不安を感じる方はいるのではないかと思います。
ちなみに当方もMoney Forwardを一度利用したいと思ったことはあるのですが、インターネットバンキングの対応をしておらず【怠惰】、断念しました。ですので、アプリ上で毎日の支出を自動で分類してくれる機能の精度がどの程度なのかは把握しておりません。(使ってみて、こんなにいいよ!って思った方はぜひコメント等で教えてください。)
その他の媒体を用いる方法
本稿におけるメイントピックです。具体的には、Excelのファイルで家計管理のフォーマットを作成し、そちらで管理する方法です。本方法の利点としては、以下の点があげられます。
- PCとExcelさえあれば、始めることが可能
- 自分なりの収支の考え方で管理可能
(例)費目を細かく分けて管理する、目標額を設定し乖離を確認する等 - 一定の分析が可能
(例)1年間を通しての費目ごとの平均を算出する等
また、スキルにも依存してしまいますが、VBA等のプログラミング言語を用いることで一定の自動化も可能と思います。
上記1点目で記載している「収支の考え方」や「目標額の設定方法」については、次回以降の投稿で整理しようと考えております。ちなみに当方はサムネイル画像にある通り、会計処理の勘定科目に則って、細かめに分類の上、管理していました。
【補足】単式簿記か複式簿記か
サムネイル画像のように、費用等に絞って記載する方法が単式簿記の考え方です。一方で、「何をするために」「何のお金を用いたのか」という原因と結果の両方を記載する方法が複式簿記の考え方です。
以下の画像は、サムネイル画像と同じお金の利用使途を「複式簿記」にて記載したものですが、読み取れる情報は異なります。
サムネイル画像においては、「1月1日にユニバーサルスタジオジャパンで12,000円、鳥貴族で2,000円使ったんだな」ということしか分からない一方で、上記画像では「ユニバーサルスタジオジャパンの費用は現金で、鳥貴族の費用はクレジットカード等で支払った」ことが追加情報として読み取ることができます。
微々たる差ではありますが、資産運用をしている場合において、大きな差になります。例えば、20万円分の株を購入した場合、複式簿記では問題なく記載することができますが、単式簿記だと分類を工夫しないと、ややこしいことになります。(資産運用に用いる原資は単純な「費用」ではないからです。)
このように複式簿記の方が汎用性は高いことから、家計管理をするにあたって簿記のさわりだけでも理解しておくとよいかもしれませんね!(簿記3級程度の知識も実際は不要だと思いますし。。)
本稿のまとめ
本稿では、一般に想定することができる家計管理の方法について言及しました。その中で、お手軽に始めることができる、かつ一定の利便性があるExcelによる管理方法がおすすめだよ!ということを書きました。
とはいえ、「いきなりExcelによる管理をいきなり始めるったって、てめえって奴は…」って感じだと思いますので、次回以降の投稿においては、以下の項目について順次整理していきます。
- 収支の考え方(いずれの項目で管理するか)
- 目標貯金月額の設定方法
- 具体的なExcelフォーマットと、編集にあたって必要となる機能の説明
※ Excelフォーマットについては、説明時にアップする想定です。