前回の記事において、手軽、かつ自分なりにカスタマイズ可能なexcelで家計管理することをお勧めしました。
本稿においては、単式簿記にて管理することを前提とした場合における具体的なフォーマット案をアップするとともに、下記にて使い方を整理します。(ダウンロードはこちら)
月間経費目標シートにて目標額を設定
【月間経費目標シート】のB列において、各勘定科目ごとに「いくらまでの出費を許容するか」を記入します。例えば家賃が家賃が月5万円であれば、「住居費」に係る目標金額 (B2セル)に「50,000」と記入します。なお、勘定科目にどのような出費が該当するかは以下の通りです。
勘定科目 | 該当例 |
住宅費 | 家賃、ローン返済、修繕費 |
光熱費 | 上下水道、ガス、電気代 |
任意保険料 | 生命保険料 |
通信費 | 携帯電話、郵送・宅急便、インターネット |
近郊交通費 | 定期代、ICカードチャージ代 |
理容、医療費 | 美容院利用代、薬・ビタミン剤購入代 |
日用品 | 日用品、家具、雑貨、家電、文房具代 |
食費 | 外食、ドリンク、お菓子代 |
被服費 | 服、靴、アクセサリー、クリーニング代 |
遊興費 | 知人との外出、趣味に係る費用 |
交際費 | 会社の飲み会代 |
教育費 | 書籍購入代 |
雑費 | その他の出費 |
経費管理フォーマットをコピーする
月別の経費をパチパチと入力していく前に、下のように【経費管理フォーマット】シート上で右クリックし、シートをコピーすることをおすすめします。
ちなみにコピー後、上記と同様の操作で【名前の変更】をクリックすることによって、シート名を変更することができるので、いつの経費一覧か分かるよう、「201901」のような形で変更していくことをおすすめします。
後は、日々の領収書をもとに、パチパチと記入していけば、当月における費目ごとの出費と、目標金額との差異が自動的に入力されます。
本稿のまとめ
本稿では、フォーマット案を公開するとともに、その使い方について整理しました。
本稿のみで今日からでも家計簿をつけられるとは思いますが、勘定科目の分け方や目標額の設定方法、Excelフォーマットにて用いている機能や関数について紹介することで、自由にカスタマイズできると思料いたしますので、随時紹介していきます。