「論理的」に物事を考える・伝えるコツ

「論理的」という言葉を耳にする今日この頃ですが、そもそも論理的とは何かを一つのフレームワーク(三角ロジック)をもとに考えてみたいと思います。

三角ロジックについて

ただこれだけのシンプルなフレームワークなのですが、各3つの項目について念のため説明しておきます。

  • 主張(Claim):最終的に自分が伝えたいこと
  • データ(Data):定量的な統計や自らの経験等、事実として揺るぎないこと
  • 論拠(Warrant):データから主張を導くまでの道筋

ちょっと良い例ではないかもしれませんが、具体的な例としては以下のようなものが挙げられます。

「論理的でない」と言われたときに見直すべき点

このフレームワークをベースにすると、主張が論理的ではない際に見直すべきなのは、「データ」か「論拠」です。

データが不適切であるケースとしては、例えばデータの真偽が不明であるといった「出典元が問題である」場合や、主張を裏付けるデータではないといった「選択したデータが不適切である」場合があります。

論拠が不適切であるのはシンプルで、「データから言えることを言っていない」場合です。

たいていの場合は、データに問題があることが多いように感じています。

三角ロジックの派生

論拠を導くために、別のデータを用いる場合もあります。

こうみると複雑に見えますが、この三角ロジックはシンプルに「データから主張を組み立てましょう」ということです。

まとめ

よくコンサルティング業務は地味なことが多いと言われます。

このフレームワークを踏まえると当たり前で、論理的に考える・伝えるには「裏付けるデータ」が不可欠である一方で、データを集める作業は、際限のないものであるため地味になるのかなと思います。

論理性が足りないと感じたときは、「裏付けるデータが正しいのか」確認してみくださいね。