社会人・学生の大多数の方に喧嘩を売ってみる

私自身の生活を振り返っている中で、「もしかしたら大多数の人も同じかもしれないけど、これって意外とやばいのでは」と思う日常生活の過ごし方について、個人的な考察を含めて整理します。

消費する行動が増えた

私自身の日常を振り返ったとき、「消費行動」が増えたなあと思います。

これは何も「ブランド品やアクセサリー等、商品への消費活動」だけを指しているのではなく、TwitterやYoutube等の「メディアを見る活動」や携帯アプリ等の「ゲームをする行動」も含んでいます。

具体的には、仕事の空き時間には取り敢えずTwitterやFacebookを見てトレンドのニュースを拾って、仕事が終わったら好きなYoutuberの動画を見て。。といったことを、ほぼ無自覚にしているなと思うのです。

色々なところから「能動的に情報を吸収する」のではなく、「受動的にただぼーっと情報に触れている」ことが増えたように感じます。ただ、メディアが流す情報を消費するだけ。その日得たことといえば、周りの人も知っているようなトレンドの情報を認識した(本質的に理解したのではなく)程度に終始しているイメージです。

キャッチーな情報やコンテンツを発信する企業たち

テクノロジーの進展を背景に、私たちは5分もあれば各メディアから情報を収集したりアプリで遊んだりすることができます。

各メディアを運営する事業体も、私たちの日常生活を想像して「〇〇の隙間時間に読んでもらおう」、「××の時間に遊んでもらおう」と様々なコンテンツを発信しています。

消費活動へのアクセスが平易になったことに加えて、その平易さを踏まえて提供するサービスを変化させていく事業体

これは、チャンスでもありピンチでもあるなと思うのです。つまり、消費者である私たちの「自律的な行動」がより求められるようになったことを意味していると感じています。

何かを突き詰めることが難しくなった

もう1つの背景として、様々なサービスが成熟していく中で、「他者と比較した専門性を身につけることのハードルが高まった」ことがあるように感じます。

上記のように、情報へのアクセスが平易になって誰もが学べるようになったことで、誰もが学べるからこそ専門性を身につけることが難しくなったのかもしれません。

自分自身、プログラミングを趣味で学んでいるものの、本である程度のことは学べたとしても、それ以上のことをできる人は世の中に腐るほどいます。学んではみたものの挫折していく人が多いのは自然なことだなと思うのです。

それならいっそ、学ぶという行為ではなく、楽しいコンテンツを消費する方に流れていくことも仕方がないかなと。

日常生活を変えていくための行動とは

「専門性を高めるハードルが高まることによって、消費する行動が増えた」という仮説が正とした場合、そこから抜け出すには「専門性を身につけている人から情報を吸収する」ことが唯一のアクションかなと思います。

新しいことを学ぶことの勘所や、効率的な手法等、経験則を吸収することで挫折する可能性のあるポイントを超えていくことができるのではないでしょうか。

最後に

本稿は自戒を込めて、自分のことは棚上げで書きました。無意識に行っている行為に意識を向け、振り返ることによって行動を変えていければと思います。